今回由緒あるお寺、「本願寺鷺森別院」の事務所棟のクロス工事にご依頼をいただきました。
担当者様と何度も打ち合わせを行い、壁紙をご提案。
張り替え面積は1000㎡以上、床の張替工事等もあり工事内容はなかなかのボリュームでした。
工期は約2週間、工程表を作成しそれに準じて作業を進めさせていただきました。
お寺のスタッフさんが出勤してお仕事をされている中での作業でした。
施工箇所は玄関廊下、書院、階段室2カ所、会議室、多目的ホール、食堂です。
この事務所棟はかれこれ30年以上壁紙を張り替えていないとの事でした。
既存の壁には織物クロスが張ってあり、通気性の高さ故に起こる、下地が透ける現象ラスマークが発生しておりました。
基本的に織物クロスは剥がしやすいのですが、剥がした後が大変です。
経年の下地の凹凸がいたるところにあり、損傷が激しい箇所もありました。
マキタのドライウォールサンダーを使用し、まず壁紙の裏打ちの紙を除去。
ニットーのパワーシーラーで接着不良を起こしている箇所を接着補強、吸水調整を施しその後パテにて凹凸の調整作業。
古い下地にはどうしても下地の処理に手間がかかります。
今回メインでした壁紙はサンゲツのSP9734、淡い白の壁紙でやわらかい印象を与えてくれます。
廊下の天井の端が2段にわかれていたので、ここに木目の壁紙を帯で張るご提案。
すごくよくないですか?これ私個人的にすごく気に入っています。
工事の方は沢山の職人仲間に協力いただき工期内に完工。
職人直営店ならではの仕上がりを提供できました。
職人自身が自分の目で現場を調査して、お客様と契約。
職人自身が工事をプロデュースして、お客様にご提案。
職人が信頼のおける職人仲間に作業してもらって、
その職人さんたちが仕上げ作業を行うからこそ成せる仕上がりです。
壁紙張替において、そこを一貫して出来る業者さんがあまりいないのではないかと思います。
小規模な組織ですので請けるお仕事の量には制限がかかりますが、
依頼してくれたお客様には全力で対応していきたいと考えています。
仕上がりを見て、お寺の御担当者様もこんなに綺麗になるんですねと感動してくださっていました。
この度は工事のご依頼誠にありがとうございました。